今回は、ナールスエイジングアカデミー編集部の 「肌の肌理(キメ)が細かい美肌のためのエイジングケアとは?」を参考に、皮膚の構造やはたらき、肌理を細かく保つ方法をご紹介します。 皮膚の構造と肌理の細かさを決める要因 肌理の細かい肌を目指す前に、まず肌の仕組みと役割について知ることが大切です。 皮膚は、外側から、表皮、真皮、皮下組織の3つでできており、表皮の最も表の部分を角質層と言います。 肌の肌理は、この角質層のスキンケアで決まりますが、それに加え、表皮、真皮、皮下組織まで含めたエイジングケアのために、食事や運動、睡眠などを含めた全体的なケアを考える必要があります。 肌の肌理とは、溝と皮丘でつくられた皮膚表面の凹凸のことで、肌理が細かく整っている肌とは、皮溝の幅が細かく、1つ1つの皮丘が小さく、規則正しく並んでいる状態を指します。 毛穴の詰まり・開きも目立たず、肌表面もつるつるして見え、光を多く取り込んで反射するので、肌が輝いて見え、透明感も生まれます。 肌理そのものの細かさや粗さは、生まれつきのもので、個人差がありますが、外部的や内部的な影響で、肌理の見え方は変化します。 まず、乾燥してうるおいが不足すると、肌理が粗く見えます。乾燥肌の原因であるバリア機能の低下やターンオーバーの乱れも肌理の乱れの原因となります。 そして、加齢によって角質が厚くなることや真皮層が薄くなることでも、肌理が乱れます。 さらに、肌の酸化や糖化、肌荒れや肌悩みの原因になる、肌や身体によくない生活習慣も、肌理を乱す原因になります。 内側から肌理を整える方法 肌理を整えるためには、乾燥肌対策を中心としたエイジングケア習慣に加え、日々の食事や生活習慣などの身体の内側からのケアが欠かせません。 特に、栄養素をバランスよく摂る食生活が大切です。タンパク質、ビタミンA、ミネラルを積極的に摂取して、ターンオーバーを正常化しましょう。 コラーゲンの生成をサポートするビタミンC、皮膚の代謝や血行を良くしてくれるビタミンE、乾燥肌の予防や改善に役立つもグルコシルセラミドもおすすめの栄養素です。肌の酸化を防ぐポリフェノールが豊富なコーヒーや緑茶もおすすめです。 スキンケアで肌理を整える方法 保湿による乾燥対策は、肌理を整えるエイジングケアやスキンケアの基本です。 肌質や肌状態に応じて、保湿化粧水、保湿美容液、フェイスマスク、乳液、保湿クリーム、美容オイルなどを使いましょう。 バリア機能の正常化をサポートするには、セラミド配合の保湿化粧品がおすすめです。 中でもヒト型セラミドは、刺激がなく保湿力の高い人気の保湿成分です。化粧品を使って保湿ケアを行う際は、摩擦や刺激の少ない方法で行うことが大切です。 肌の酸化や老化も肌理に悪影響を与えるので、30歳以降はエイジングケアも一緒に考えましょう。 ナールスゲン、プロテオグリカン、ビタミンC誘導体、ネオダーミルなど、コラーゲンをサポートできるほか多くの機能を持ったエイジングケア化粧品成分配合のエイジングケア化粧品を使うことをおすすめします。 ほかにも、美顔器の使用、正しい洗顔やクレンジング、必要に応じた酵素洗顔やピーリングも効果的なポイントです。 スキンケア化粧品によるセルフケアでキメの乱れが改善しない場合は、医薬品を使ったり、皮膚科や美容皮膚科で治療を受けることもよい方法です。 まとめ 皮膚の構造やはたらき、肌理を細かく保つ方法をご紹介しました。 肌理を整えるには、エイジングケアやスキンケアによる対策だけでなく、身体の内側からのケアも大切です。 この記事を参考に、肌と身体全体の健康を意識したスキンケアと生活習慣で、肌理が細かく整った美肌を手に入れましょう。